腱と靭帯の違い!?
ポジティブストレッチの西手です!
今回はみなさんが、知っている様で意外と間違えることが多い腱と靭帯についてです。
・腱と靭帯は何が違う!?
・知っているつもりで解決していないですか?
1、腱と靭帯の違い
腱と靭帯は全くの別物です!
簡潔にまとめると、
・腱=筋肉と骨をつなぐところ
・靭帯=骨と骨をつなぐところ
となります。
役割も異なります。
腱は筋肉の端っこにあり、筋肉を骨につなぎ止めている部分です。
手首や、膝まわりで確認できる「スジ」は基本的にすべて腱を表しています。
一方の靭帯は、骨と骨をつなぎ止めている部分です。
関節の内部にありますから、外から触ったり、ストレッチ中に伸ばしたりすることはできません。
いずれも「コラーゲン」と呼ばれるタンパク質で構成された硬いヒモです。
2、腱鞘炎って何のこと!?
腱鞘とは、腱を収める「鞘:さや」を意味する言葉です。
大きな関節動作にかかわる腱は存在し、腱を骨にくくりつけておくためのクリップとしての役割を持っています。
例えば、指の関節でイメージしてみましょう。
筋肉から派生した腱は、先端につながっていきます。
もし、腱鞘のない状態で指を曲げようとするとこのようになります。
腱が最短距離で走行してしまい、腱自体が傷みやすくなったり、
先端の関節がズレやすくなったりすることはイメージできるでしょうか。
この状態を防ぐために腱鞘が存在しています。
腱鞘があることによって、常に腱と骨との距離を一定に保つことが出来るようになります。
腱を抑えている部分ですから、使い過ぎてしまうと内部で摩擦が生じます。
一般的にはこの状態を「腱鞘炎」と呼んでいます。
負担をかけすぎないような配慮が大切です。
3、ストレッチと腱と靭帯
ストレッチの狙いはあくまで「筋肉」です。
筋肉を伸ばすことで多少腱も伸びていきますが、
平均伸張率は2%程度とも言われており、ほとんど変化は起こせません。
また、アキレス腱(直径およそ100平方mm)などの太い腱の場合だと、1トン程度の負荷に耐えることができたという報告も挙がっています。
腱を柔らかくする、という発想は × ですね。
また、靭帯には「関節を固定する」という役割がありますから、
伸ばしにいく行為は NG です。(プロレスの関節技になってしまいます)
繰り返しとなりますが、ストレッチはあくまでも「筋肉」を中心に伸ばしていくものであることを覚えておきましょう。
4、スタティックストレッチについて
ここでオススメのストレッチを紹介していきたいと思います。
みなさんがよくやるストレッチですが、微妙に違うストレッチを紹介します!
ももの裏(ハムストリングス)のストレッチです!
みなさんがよくやるストレッチは膝もつま先も上を向いている状態で行うストレッチだと思います。
①椅子に脚をのせ、膝とつま先を上に向けて伸ばしていきます!
ももの裏(ハムストリングス)が伸びていることを感じながらやっていきましょう。
次はつま先を内側に倒して伸ばしていきます!
②椅子に脚をのせ、つま先を内側に倒した状態で伸ばします!
先ほどよりも内側が伸びていることを感じながらやりましょう。
次はつま先を外側に倒して伸ばしていきます!
③椅子に脚をのせ、つま先を外側に倒した状態で伸ばします!
先ほどよりも外側が伸びていることを感じながらやりましょう。
どうですか?
普段と少し違うだけで、伸びるところも変わっていくことがわかりましたか?
まずは手始めにこの 3種類を各30秒ずつ やってみて下さい♪
出来れば、反対の手をつま先目掛けて伸ばせるといいですね!!!
しっかり伸ばしてあげることであなたのお身体も変わっていきますよ!
5、まとめ
・腱=筋肉と骨をつなぐところ
・靭帯=骨と骨をつなぐところ
です。
基本的なことほど、わかりやすく言葉で伝えるのが難しいこともあります。
ぜひ、日々勉強していきましょう♪
以上、ポジティブストレッチの西手でした。
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