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【ストレッチ論争】伸ばす筋肉は意識するの?しないの?どっちなんだい!?


ストレッチをする際に伸びている筋肉を意識するのか?しないのか?問題について持論を展開するポジティブストレッチの谷川です。

 

この問題は、昔からずっと論争されていて、結局のところ答えがはっきりしていない問題です。

 

あえてこの場で答えを言うならば

 

ストレッチ中、筋肉への意識はした方が良い!

 

です。

 

今回は何故意識した方がいいのかを解説していきたいと思います。

 

あくまでも持論展開にもなりますので、参考程度にお付き合いください。

 

 

 

筋肉は意識して働く組織である

 

まずは、ここからお話をしていこうと思います。

 

筋肉というのは約600以上の種類があり大きく3つの部類に分かれます。

 

 心臓にある心筋 

 

 内臓にある平滑筋 

 

 関節を動かす骨格筋 

 

そしてこの3つはさらに2つの部類に分かれます。

 

 随意筋:骨格筋 

 

 不随意筋:心筋、平滑筋 

 

この中でストレッチが出来るのは 骨格筋(随意筋) です。

 

それはなぜか?

 

当たり前な話ですが、関節運動を伴わない筋肉はストレッチすることが出来ません。

 

関節運動が出来るのは骨格筋のみです。

 

それだけではなく、意識しているかどうかの話でもあります。

 

不随意筋の心臓や内臓は自分でコントロールすることが出来ません。

 

例えば

「心臓よ、動け!」といって心臓を動かしていないですよね?

「食べ物を消化しろ!」といって消化できないですよね?

 

仮に出来たら「心臓は休め!」と言えば死にます。(笑)

 

というように不随意筋と言うのは

意識しなくても勝手に働きをする筋肉の事です。

 

 

反対の随意筋は

頭(脳)で意識しないと働くことが出来ない筋肉です。

 

例えば

「物を持とう」となれば、それに必要な筋肉に命令が行き、物を持つ力を発揮します。

 

実際、物を持つ時に「肘を曲げて腕の筋肉を収縮させよう」とまではわざわざしていません。

 

それは、繰り返しの動作で伝えるスピードが速くなってるからです。

 

同じ動作になればなるほど効率よく動かせることが出来るのでスポーツの向上の為には意識するポイントでもあります。

 

というように、関節運動もとい身体を動かす時は必ず頭(脳)から命令して行っています。

 

筋トレではよくこの活用はされていて

 

腕の筋肉を収縮する時に、 「収縮する筋肉を意識しろ」 と言われます。

 

これは、その筋肉が随意筋だから意識した方がより収縮がしやすくなり効果が期待できるというお話です。

 

ですが、ストレッチになると 「筋肉を意識するな」 と言われます。

 

謎ですよね?

 

収縮しようとも、ストレッチしようとも、

その筋肉は随意筋なので意識はしていいです。

 

これが一つ目の答えの真相です。

 

ですが、意識をしないという点でこういった方法をお伝えする説明もあります。

 

 

相反性神経支配

 

まず説明しますと

 

 主として働く筋肉(主働筋) に対して 反対側に付く筋肉(拮抗筋) があります。

 

この2つは必ず互い違いに働かなければなりません。

 

つまり、 主働筋が縮む なら 拮抗筋は緩まないと いけません。

 

これが相反性神経支配といい、これを利用したストレッチ方法として ダイナミックストレッチ というものがあります。

 

伸ばしたい筋肉を拮抗筋としてその反対の主働筋を縮むように動かすストレッチ方法です。

 

つまり、この方法なら意識をせずとも筋肉を伸ばすことが出来ます。

 

ですが、このダイナミックストレッチは動的ストレッチに部類されて

 

実際に行う際は動かしながらストレッチをします。

 

なので、柔軟性の効果が期待されるかどうかです。

 

一応、期待されるという効果はありますが、持続的なストレッチをされているわけではないので

 

どちらかというと、

運動前に行う事で関節可動域の獲得の期待ができるというイメージです。

 

どちらかと言えば次の効果を引き出す方法を行った方が柔軟性、関節可動域は高める事が期待できます。

 

そして、次の方法はより意識を促した方が良いストレッチ方法になります。

 

 

1b抑制

1b抑制というものを細かく説明すると訳が分からなくなるので簡単に説明しますと

 

伸ばしたい筋肉をある程度ストレッチがかかりやすいポイントから関節運動をせず収縮を促す行為をします。(等尺性収縮)

 

もっと簡単に言うとその体勢から力むようにすることです。

 

そして、その収縮をした後、その筋肉は緩むという身体の反応が起きます。

 

これが1b抑制になります。

 

これはPNFストレッチやPIRと言われる手技療法の方法の一つとして活用されています。

 

ここでお伝えしたいのは、筋肉を意識をしているかどうかの話で

 

説明の中でも伝えていますが、

伸ばす筋肉をしっかり意識しています。

 

むしろ意識しないと行えない方法になります。

 

ちなみに、セルフストレッチやマンツーマンのストレッチを行うときに

 

ついつい力が入ってしまう事ないですか?

 

言ってしまえば、あれも等尺性収縮と同じ効果になっていますので結果として自然に伸びている筋肉を意識してしまいます。

 

ここに関しては、持続的なストレッチの上で起こる効果ですので柔軟性も期待できます。

 

 

まとめ

 

結果として、簡単にまとめると

 

まとめ
・ストレッチをする骨格筋は随意筋という意識する事で働く筋肉なのでストレッチ中も伸びる筋肉は意識した方がいい。

・色んな方法で伸ばしたり緩めたりするが、柔軟性を出す方法は伸びる筋肉を意識しないといけない。

 

という事になります。

 

勿論いろんな考え方があるので絶対にこれが正しいということはありません。

 

あくまでも自分で試してみて、効果が出たことが一番の正解になります。

 

ただ、一般的なストレッチは意識して行う事が多いですので、意識しながらストレッチする事をお勧めします!

 

以上、ポジティブストレッチの谷川でした!


齊藤 喬
ストレッチトレーナー齊藤 喬

ポジティブストレッチ今池店 店長
〒464-0850 愛知県名古屋市千種区今池5丁目4-3 神谷ビル1階
TEL:052-439-6550
ストレッチ専門店を「金山、一宮、春日井、小牧、岡崎、豊橋、豊田」
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