【オスグッド・シュラッターとシーバー病】 成長痛との違い
こんにちは!
四日市店の川本です。
今回は【オスグッド・シーバー病・成長痛】について、本症の概要と予防、緩和の方法を紹介していきます!
オスグッドシュラッター
10代前半のスポーツ選手 に多く、膝の曲げ伸ばしなどの運動時痛が主な症状で、特徴は膝の 脛骨粗面と呼ばれる部分が膨れる症状 があります。ではなぜ10代前半に多いのか、なぜ膝が膨れるのか、説明していきます!
原因と症状
オスグッドの原因は、まだ 骨の成長が終わる前 に、 大腿四頭筋の力が加わり続け た結果、 靭帯が骨をけん引して 発症します。
症状は 大腿四頭筋の収縮 の時(膝の屈曲)、運動時に痛みが出ます。
基本慢性化しやすく、常に脛骨粗面に けん引力 (引っ張る力)がかかる為、 脛骨粗面が膨れる症状 が出ます。
予防と痛みの緩和
基本オスグッドは、骨の成長が終わると(18歳頃)痛みが消え、自然に治っていきます。
その際、 膝が膨らんだまま完治する事もあります。
では、予防と痛みの緩和にはどうするか。
まずは 大腿四頭筋 や ハムストリングス といった、筋のストレッチが重要です!
【ハムストリングス】20~30秒伸ばす
オスグッドなどで、膝の曲げ伸ばしが難しい場合はこのように、膝を痛くない程度に軽く曲げてもも裏を伸ばします。
【大腿四頭筋】20~30秒伸ばす
この体制でのストレッチは予防で行ってください。
実際オスグッドでは、 膝の完全屈曲は痛みが出る為、大腿四頭筋へは手を使ってマッサージをしてあげてください。
手の丸で囲ってある部分で、波線の箇所を痛気持ち良いくらいの強さで、グリグリしてください。
大体3~5往復くらいでOKです!
【前脛骨筋】
大腿四頭筋の筋膜に密接な繋がりがある “前脛骨筋” のマッサージも人によっては効果的な場合もあります!
試しにまず、前脛骨筋をほぐしてから大腿四頭筋のマッサージやストレッチをやってみてはいかがでしょうか(^^♪
シーバー病
“踵骨骨端症”別名シーバー病は 10代前後の男児 に多く、踵の腫れや圧痛がみられ歩行時に痛みが出やすいです。
原因と症状
オスグッドと同様、まだ 骨の成長中 にアキレス腱が付着している、 踵骨の骨端部に継続的なけん引が加わる ことで、血流障害が起こり炎症が発生します。
骨の成長が終わるまで痛みは続きやすく、治る経過は長いですが完治してからの経過は良好です。
予防と痛みの緩和
痛みが顕著に出る時は安静にしてください。
ある程度の運動制限をし、疼痛が引いてきたらアキレス腱を含め ふくらはぎ(下腿三頭筋)をストレッチ しましょう。
それぞれ強く伸ばせたりする個人差はあるので、自分がやりやすく程よく伸ばせるものを選んで30秒ずつ伸ばしましょう(^^♪
成長痛
オスグッドとシーバー病も 成長痛としてくくられることが多いですが、正確には少し違います。
これまでに紹介した、オスグッドとシーバー病は 骨が筋の強さに耐えれないもの ですが、成長痛は 筋が骨の成長に耐えれずに痛みが出る ものを言います。
痛みの感じ方も違い、成長痛は夜に痛みが出やすく、間隔も不定期です。
年齢も個人差はありますが3~10歳と割と若く、幅も広いです。
更に成長痛は 原因もまだはっきり分かっていません。
ですが、基本的にはこのブログで紹介したストレッチやマッサージを行ってあげると痛みは緩和しやすいでしょう。
あまりに痛みが酷かったり、続く場合は整形外科などで受診する事が大切です。まとめ
オスグッド・シーバー病・成長痛は誰にでも起こりうるもので、実際経験のある方もみえると思います。
経験したことがあるからこそ、自身のお子様や、少年少女を指導しておられる方はこのブログを参考にして頂けると幸いです(^^)
予防で大切なのは毎日コツコツ行う事です!
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