こんにちは！

ポジティブストレッチの新出です！

 

今回は、仕事や家事で手指をたくさん使う方やスポーツをしている人に多い【ばね指】について紹介します(^^♪

 

ばね指とは？

ばね指は「弾発指」・「屈筋腱腱鞘炎」とも呼ばれます。

これは、腱哨（腱が通るトンネルみたいなもの）が膨らんで腱の通り道が狭くなってしまったり、腱が太くなり腱哨を通りにくくなると起こってしまいます。

 

腱と腱哨の間で炎症が起きると腱鞘炎になり、それが進行するとばね指になってしまいます。

いわゆる「指の腱鞘炎」です！

 

症状

Ａ１プーリー（手のひら側の指の付け根）に痛みが生じます。そのまま放っておくと炎症が起こり、腱が上手く動かなくなってしまい、引っ掛かりが生じてばねのようなカクカクとした動きになります。これがさらに悪化してしまうと指が動かなくなってしまいます…！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ばね指は朝方に症状が強く、日中指を使っていると症状が軽減する場合もあります。

親指、中指に多く見られますが、基本どの手指にも起こります。

 

ばね指になる原因

・仕事で手指を使う（パソコン作業、工場でのライン作業など）

 

・家事で手指を多く使う

 

・ゴルフ、テニスなどスポーツをしている

 

・ホルモンバランスが乱れる時期の女性（妊娠中、更年期など）

同じ姿勢や作業をしていると同じ箇所に負担がかかり続けてしまうため、ばね指を発症してしまいます。

また、女性ホルモンの変化により血流が悪くなったり、腱などが痛みやすくなることでばね指が発症しやすくなります。

 

ばね指検査方法

 ・レントゲン検査 

 

ばね指は炎症の為、骨に異常はありません。しかし、他の疾患と区別するためにレントゲン検査を行います。

典型的な症状の場合は検査しないことが多いです。

 

 ・US（超音波検査） 

超音波で引っかかりの部分を確認し、周囲の腫れや滑りが悪い場所、実際に引っかかっている像などを確認します。

 

 ・疼痛誘発検査 

Ａ１プーリー（手の平側の指の付け根）周辺の指の腫れや痛み、ばね現象の有無を確認します。

 

ばね指予防法

仕事やスポーツなどで手指をよく使う人は、適度に手指を休めるなどして、長時間負荷がかからないように注意しましょう！

それでも手指に痛みや違和感がでてきた場合は、アイシング、温める、ストレッチやマッサージをするなどしてケアをしていきましょう♪

女性ホルモンの減少が原因の場合は、女性ホルモンによく似た働きをするサプリメントを摂取すると緩和されることがあります。

ばね指は１度発症してしまうと完治に時間がかかってしまいます。しっかり予防をしていきましょう！！

 

ばね指の治療法

治療法としては、局所の安静（固定）や、投薬、注射などがあります。

注射では、炎症を抑えるためにステロイド注射（ステロイド剤と局所麻酔薬を混ぜたもの）を行います。痛みとしては、歯医者さんの麻酔と同じくらいの痛みらしいです！

 

短期間に注射を繰り返すとステロイドが腱の周りに蓄積され、腱が切れてしまうのでやりすぎには注意です！！ひどいと突然腱が切れて指が動かなくなってしまう事もあります。

約３ヵ月は無症状なことが多いですが、再発することがあり、再発を繰り返す場合は手術をすることもあります．．．！

 

ばね指の手術

手術は「腱哨切開手術」でというもので、小さい傷（約１センチほど）で済み、時間も短時間で出来ますが１週間程度は手を濡らさないようにする必要があります。

術後の症状としては、「指が動かしにくい」「不快感がある」「傷が痛み、腫れ」などがあります。

手術の成功率は高いですが回復までは個人差がかなりあり、遅い人は半年以上かかることもあるみたいです。

 

ばね指予防ストレッチ

 ・指反らし 

肘を伸ばした状態で手首とばね指になってる指を反らします。

 

 

 

 

 

 

 

 

これを１０秒間続けます。

 

 ・グーパー運動 

１　両手の指を開いて３秒ほど伸ばします。

 

 

 

 

 

 

 

２　２秒間手をギュッと握ります。

 

 

 

 

 

 

※指を開く時は、指が反るくらいしっかり開きましょう！

これを１０セット繰り返します。

 

※ストレッチは無理のない範囲で適度に行ってください！

 

まとめ

・ばね指は腱と腱鞘の間で起きた炎症が進行したもの。

・ばね指は朝方に症状が強く、日中使っていると症状が軽減する場合がある。

・ばね指になる原因として同じ箇所に負担がかかり続けてしまう場合とホルモンバランスの影響の場合がある。

・スポーツをする人は適度に手指を休めるなどして対策をする。

・痛みが出てきた場合は、アイシング、ストレッチ、温めるなどしてケアをする。

・治療法では固定、投薬、注射、手術がある。

ばね指は放っておくと更に悪化して手術しないといけなくなってしまう事もあるので何か違和感があったら早めに病院に行ってみた方がいいかもしれません．．．！

違和感はないけど、日常生活でよく手指を使っていて負荷がかかっている方は今回紹介させて頂いたストレッチをしたり、温めるなどしてしっかりケアをしましょう!(^^)!

以上、新出でした！！