筋肉の活性化、身体のコリや痛みの改善など嬉しい効果が期待できるダイナミックストレッチ。実は400もの筋肉を刺激できるラジオ体操も、ダイナミックストレッチの1つです。名前は聞いたことあるけれど、詳しい内容は知らないという方も多いのではないでしょうか？そこで今回はダイナミックストレッチの効果や種類などについて、詳しくご紹介します。

ダイナミックストレッチとは

ダイナミックストレッチとは、動きながら筋肉を動かすストレッチ方法です。動的ストレッチとも呼ばれ、はずみや反動を使いリズミカルな動きで行います。

ダイナミックストレッチの効果

ダイナミックストレッチには、心拍数と筋肉の温度を上げ、柔軟性を高める効果があります。運動前のウォーミングアップに適したストレッチです。

運動中は心拍数が上がりますよね。しかし、急な上昇は身体に負担がかかり危険です。運動前にダイナミックストレッチをして徐々に心拍数をあげることで、身体にかかる負担を減らして、ケガの予防にもなるのです。また筋肉の温度が上がることで柔軟性も高まり、運動パフォーマンスの向上へと繋がります。

ダイナミックストレッチは交感神経が優位に動くので、ストレッチ後は身体が活発に動くのを実感できるはずです。プロのスポーツ選手も運動前に取り入れているストレッチ方法なんですよ。

ダイナミックストレッチの種類

ダイナミックストレッチには色々な種類があります。

関節の曲げ伸ばしや回旋と言った関節運動に、実際のスポーツの動作を取り入れた方法など、サッカー選手が準備運動として行うブラジル体操も当てはまります。

ダイナミックストレッチと聞いてもピンと来ない方もいるかもしれませんが、実は多くの方が経験しているストレッチなんです。それは私たちに馴染みのある「ラジオ体操」が、ダイナミックストレッチの1つだからです。

夏休みに毎朝ラジオ体操をしませんでしたか？古臭いイメージのあるラジオ体操ですが、全身の筋肉を刺激できる、素晴らしい運動法なんです。

ラジオ体操は400の筋肉を刺激

約3分間のラジオ体操第一を行うだけで、400もの全身の筋肉を刺激できます。筋力アップ以外にも嬉しい効果は沢山。手軽に始められるので、ダイナミックストレッチのなかでもおすすめの方法です。

どうして400もの筋肉を刺激するの？

ラジオ体操には筋肉トレーニング、柔軟体操、有酸素運動、3つの要素がバランスよく含まれています。13種類の動きが腹筋や筋肉など、全身の筋肉をまんべんなく動かすのです。

身体をほぐすイメージの強いラジオ体操ですが、普段の生活のなかでは使わないような筋肉までを動かしてくれる計算された体操だなんて、驚きですよね。

ラジオ体操で期待できる効果

ラジオ体操第一には

・血行促進
・筋力アップ
・ダイエット（脂肪燃焼）
・頭痛、肩こり、腰痛の改善
・便秘解消
・猫背の改善
・骨密度低下の予防、回復

以上7つもの健康効果が期待できると言われています。

血行促進や頭痛、肩こりなどの症状改善にも効果があり、筋力アップ以外にも沢山のメリットがあるんです。

約3分間で軽いエアロビを行ったのと同じくらいカロリーを消費できるので、ダイエットメニューにラジオ体操を取り入れる方も多いですね。

ダイナミックストレッチを習慣にしよう！

ダイナミックストレッチは運動時に役立つだけでなく、日頃から行うことで体調不良や猫背の改善などにも効果的なストレッチです。

高齢者の方や普段運動をしない方がいきなり身体を動かすのは危険ですから、健康面に配慮して少しずつ始めるようにしてくださいね。

みなさんも、ぜひダイナミックストレッチを毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。