筋肉の変化 〜筋肉動かないと筋肉内でどんな変化が起こる?〜
ポジティブストレッチの西手です。
筋肉って動かさないとどうなるんですか?
筋肉は一定期間動かさない(=刺激を入れない)と硬くなっていきます。
この時、筋肉の中では何が起こっているのでしょうか?
筋肉の変化
筋肉が硬くなっていく過程には、以下のようなプロセスがあります。
①筋肉の長さが変わる
②筋肉のサイズが小さくなる
③筋膜が分厚くなる
④硬くなる
では、詳しく見ていきましょう。
筋肉は一定期間固定される(刺激が入らない)と、その 張力に応じて長さを変化 させます。
筋肉内には、筋節(あるいはサルコメア)と呼ばれる節があります。
この節の数が筋肉の長さを決定しており、
・伸ばされた状態で固定=筋節が増える=長くなる
・縮められた状態で固定=筋節が減る =短くなる
というメカニズムになっています。
当然筋肉が短くなれば、その分伸ばされにくくなり、硬くなります。
同じ長さに伸ばすのであれば、短いゴムより長いゴムの方がスムーズですよね!
また疲れていない筋肉は、適応として小さく萎縮していきます。
使われない部分が萎縮するのは、生物としての宿命ですね。
筋繊維サイズが小さくなると、筋繊維の間に隙間が広がります。
するとこの隙間を埋める形で筋周膜や筋内膜といった筋膜が分厚くなり、筋断面積における筋膜の割合が増すことが報告されています。
これを骨格筋の線維化といいます。
線維化された筋肉は筋膜の割合が多いため、弾力性が低く、硬い状態になります。
これが筋肉が硬くなっていく一般的なプロセスです。
筋肉を硬くしないために必要なこと
硬くなっていくプロセスが分かれば、硬くしないための対策も考えられます。
①伸ばす刺激を入れる=ストレッチする
②適度に負荷をかけ、萎縮させない=筋トレをする
の2つです。
〈①伸ばす刺激を入れる〉
筋肉を伸ばす行為、これがストレッチです。
ストレッチを継続していくと、筋肉の長さが適度に保たれ、身体の柔軟性が上がります。
筋肉の長さを決めているのは筋節の数です。
したがってストレッチは局所に偏ることなく全身バランスよく行いましょう。
毎日伸ばす箇所と伸ばさない箇所ができてしまうと、やがてはバランスが崩れてしまいます。
〈②適度に負荷をかけ、萎縮させない〉
また骨格筋の線維化は、筋繊維サイズが小さくなることから起こるという話も前途しました。
したがって、筋繊維サイズを小さくしないこと(=適度な筋トレを行うこと)が身体の柔軟性を保つうえでは大切です。
①胸まわり
②背中
③体幹(腹筋まわり)
④股関節
⑤太もも(前後)
⑥ふくらはぎ
の6部位は、しっかりと動かし、筋肉を向上させていきましょう。
身体の柔軟性を保つためには、 ストレッチと適度な筋トレが必要 です。
まとめ
筋肉は、
①筋肉の長さが変わる
②筋肉のサイズが小さくなる
③筋膜が分厚くなる
④硬くなる
というプロセスを経て、硬くなっていきます。
筋肉を硬くしないためには、ストレッチと適切な筋トレがが必要です。
ぜひ、覚えておいてくださいね!
以上、ポジティブストレッチの西手でした。
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